地下鉄L線不通時の対策発表 MTAの計画に批判の声も

 【13日付NBCニューヨーク】トンネル修復工事のため、2019年4月から地下鉄L線の一部が15カ月にわたり不通になることに伴い、ニューヨーク州都市交通局(MTA)は13日、対策を発表した。
 L線はマンハッタン区14丁目の8番街からイースト川の下を通り、ブルックリン区のウィリアムズバーグを経由してカナルシーまでを走る幹線の1つ。ブルックリン区での人口急増により、利用者が1日に40万人と膨れ上がっているにもかかわらず、L線の運行がマンハッタン区内で休止となるため、利用者の足に影響すると予想される。
 MTAは対策として、地下鉄G、J、M、Z線の本数を増やし、C、G線の1本当たりの車両数を通常よりも多くして運行する。また、ラッシュアワー時に14丁目の3番街から9番街の東方向および3番街から8番街の西方向の道路をバス専用道路にすることも発表。14丁目は歩道も拡張する。
 さらに自転車の利用が増えることを見込み13丁目にバイク専用レーンを設置。これは同区初の両方向バイクレーンとなる予定だ。ウィリアムズバーグから東20丁目付近までを結ぶフェリーを運航させることも計画している。
 これに対し利用客から「十分ではない」「マンハッタンの住民を優先している」など批判の声がいち早く上がっている。

Stephen Rees

Stephen Rees