肉の魅力を存分に
タンゴ、サッカー、ワインの国として知られるアルゼンチンだが、フーディーの間では肉料理の国としても有名だ。有名ステーキ店がひしめくニューヨークで、ここを知っていれば「肉マスター」として一目置かれること間違いなし。その名も「Chimichurri Grill(チミチュリグリル)」。マンハッタン区アッパーイーストサイドでアルゼンチン料理を提供している。
アルゼンチン人はとにかく肉が大好き。アルゼンチン版の焼肉、アサードにみられるように、毎日の食事に肉は欠かせない。ニューヨークで営業を開始して約20年のChimichurri Grillでは、牧草飼育のブラックアンガス牛を中心に、多様なステーキが食べられる。アンガス牛は32日間以上熟成させているためやわらかく、肉本来の香りが高いのが特徴。「フィレミニョン(6オンス32ドル)」なら歯ごたえも絶妙で、一口ごとに「肉を食べている!」と実感できる。ニンニク、ハーブ、酢、唐辛子などを混ぜた緑色のチミチュリソースをつければ、口の中がさっぱりするのと同時に味の変化も楽しめる。
チキンやポークも悪くないが、とりわけローズマリーが香る骨付きラムは、やわらかさ、味、風味、焼き加減とシェフのセンスが光る一品。ラムが大丈夫な人はぜひ注文してみよう。
料理とワインのペアリングにもこだわり、米国産の赤1種を除いて全てワインは全てアルゼンチン産。「なぜ1本だけかって? 料理にとても合うし、ぼくのお気に入りだから」とオーナー兼シェフのカルロスさん。毎週火曜の午後7時から10時はタンゴナイトを開催。ヘルズキッチンに姉妹店もあり。
Chimichurri Grill East
133 E. 61st St.(bet. Lexington & Park Aves.)
646-707-0801
www.chimichurrigrill.com
Chimichurri Grill West
609 9th Ave.(bet. 43rd & 44th Sts.)
646-707-0801