ISIS支援、LIの女を起訴 ビットコインで資金洗浄

 【14日付FOX5】米連邦検事局はこのほど、ビットコインなどの仮想通貨を資金洗浄(マネーロンダリング)し、「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を支援していたロングアイランド在住の女を起訴したと発表した。
 ブレントウッドに住むパキスタン出身のズービア・シャーナツ被告(27)は3月初旬、8万5000ドル(約960万円)以上のビットコインやその他の仮想通貨をウェブサイトで不正に購入し、パキスタンや中国、トルコの個人や不透明な団体宛てに送金していた。
 同被告は当時、ISのプロパガンダのウェブサイトや掲示板に頻繁にアクセスしており、2016年1月にはヨルダンに渡航、シリア系米国人医師会のためのボランティアに参加していた。
 マンハッタン区で実験助手として働いていたが、家族に無断で今年6月に退職し、7月にジョン・F・ケネディー国際空港からパキスタンのイスラマバード行きの便に搭乗しようとしたところを当局に止められた。渡航計画には、ISに参加するためにシリアに向かう際の経由地とされるトルコのイスタンブールでの乗り継ぎが含まれていた。
 銀行詐欺、資金洗浄とその謀議で起訴された同被告は、14日の罪状認否の後も拘束されている。

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