レストランに「レイプ部屋」 日常的なセクハラ明るみに

 【12日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】セレブ御用達のレストランとして有名なマンハッタン区グリニッチビレッジの「ザ・スポテッド・ピッグ」で、オーナーによるセクハラやレイプ被害が起きていたことが発覚した。 
 同店のオーナー、ケン・フリードマンさんは店の3階にある一室、通称「レイプ部屋」に女性従業員を連れ込み、性行為を強要していただけなく、友人にも同様の目的で部屋を貸していたという。フリードマンさんに胸をつかまれたと話す従業員のトリッシュ・ネルソンさんを始めとする女性従業員10人がフリードマンさんから望まない性行為を強要されたとし、このほど被害を告発。セクハラ問題が報道され11日に謝罪したシェフのマリオ・バターリさんもこの部屋に意識のない女性を連れ込み、無理やりキスしようとしていたことも明るみに出ている。
 同店でソムリエとして働いていたカーラ・リザ・ベッツさんは2009年、フリードマンさんとルーフトップバーを訪れた際、突然キスをされたと告発。「頭が真っ白になったが、上司と思うと抵抗できず、その場から逃げるしかなかった」と振り返る。しかし、その後もフリードマンさんからのセクハラは続いたという。

ザ・スポテッド・ピッグ。同店のインスタグラム(thespottedpig)より

ザ・スポテッド・ピッグ。同店のインスタグラム(thespottedpig)より