【17日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】コニーアイランド名物の見世物小屋(サイドショー)で「剣を飲む男」として人気を博した男性が17日、肝臓がんで亡くなった。64歳だった。
ジョニー・フォックスさんはコネティカット州ハートフォードで育ち、1980年代前半から剣を飲む芸を始めた。コニーアイランド・フリーク・ショーに出演した他、メリーランド州で行われるメリーランド・ルネッサンス・フェスティバルの常連で、ステージにはフォックスさんの名前が冠されたほど尊敬されていた。デイビッド・レターマンの「レイトショー」や胃薬マーロックスのテレビCMに出演したこともある。
「サイドショー主催者の1人で、全米で知られる存在だった」と惜しむのは、非営利団体、コニーアイランドUSAのゼネラルマネージャー、パトリック・ウォールさん。
2016年にがんを宣告されると、アリゾナ州で代替医療を受け、今年夏のルネッサンスフェスティバルで仕事復帰。友人らがフォックスさんのために資金集めを行った。10月にはラジオ局のインタビューで、「愛と恐怖があるとしたら、愛を選ぶ」と答えていたが、その後様態が急変し、ここ数日は意識不明に陥っていた。