【18日付メトロニューヨーク】セクハラ被害を訴える「#MeToo」(私も)キャンペーンの創始者タラナ・バークさんが、タイムズスクエアで大みそかに行われるカウントダウンの式典「タイムズ・スクエア・ボール」で、クリスタルボール落下のスイッチを入れる大役を果たすことになった。
スイッチを入れるのは2018年が明ける1分前。それからカウントダウンが始まる。この恒例行事を共同運営するタイムズ・スクエア・アライアンス・アンド・カウントダウン・エンターテインメントの社長、ティム・トンプキンズさんは、「バークさんの勇気と先見性が、今年、世の中を大きく変えた。この大役にふさわしい」と述べている。
バークさんがセクハラ被害者を支援しようと同キャンペーンを始めたのは10年前にさかのぼる。今年10月に女優のアリッサ・ミラノさんが参加を呼び掛けるとキャンペーンは一気に広がり、名乗りを上げる女性が続出、社会問題となった。「#MeToo」はタイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」(今年の人)にも選ばれている。
バークさんは、「新しい年の始めに、新たなはずみをつけたい。われわれのキャンペーンはそう簡単には止まらない」と話している。