【12月29日付メトロニューヨーク】ニューヨーク市内の都市問題を専門とする非営利団体、センター・フォー・アン・アーバン・フューチャーズ(CUF)が12月28日、2017年の市内にあるチェーン店舗数をまとめた毎年恒例のランキングを発表し、10年間連続でダンキンドーナツがトップになった。
同年のダンキンドーナツの店舗数は612で、16年から16店舗増え、08年からは271店舗も増えている。2位は、メトロPCSで445店舗。過去1年で119店舗増え、433店舗のサブウェイを超えた。スターバックスは317店舗で4位だったが、マンハッタン区だけを見ると、223店舗でトップとなっている。
CUFによると、市内の全米チェーン店の数は9年連続して増加しており、17年は94店舗がオープンした。その多くは食品関係で、過去10年で41%増加している。その半面、オンラインショップとの競合により靴や電化製品の小売チェーンは「大きく後退がみられる」と厳しい現実を報告している。
さらに、店舗数ではマンハッタン区が最も多いが、増加率では3.1%のブルックリン区が最大。スタテン島では1.9%の減少がみられたという。