【8日付ニューヨークポスト】7日午後、気温が華氏10度(摂氏マイナス12度)を下回る中、マンハッタン区ソーホーの路上の車中にチワワが放置されているのが発見され、ニューヨーク市警察(NYPD)が救出した。
目撃者によると、チワワは「車の中で体を震わせながら寒さに耐えていた」という。午後5時30分ごろに通報を受けたNYPDから派遣された緊急出動部隊が作業に当たり、車のドアをこじ開けた。目撃者のマッテオ・プラドーニさんは「警官たちが救っていなかったらあのチワワは凍え死んでいただろう。救出された瞬間、チワワは暖を求めるように警官のジャケットの中に潜り込んでいた」と話した。
警官らが車の持ち主に警察署への出頭を求めるメモを残したところ、飼い主のハオヤン・チェン容疑者(23)がチワワを引き取りに現れ、その場で動物虐待の容疑で逮捕されたが、後に釈放された。留学生のチェン容疑者は、恋人(24)と共に先月チワワの里親になったと話しており、「守るために引き取ったのに、傷つけるわけがない」と涙ながらに主張した。チェン容疑者の恋人も「私たちの愛犬は他のイヌと違って常に怯えているため、寒さで震えていたわけではない」と釈明している。