明けましておめでとうございます。先週ニューヨークには記録的な大寒波が訪れ非常事態宣言も出されましたが、ドライバーの皆様、凍結した道路や雪道での運転にはくれぐれもお気をつけください。さて、今年初の本コラムでは、次の2つのトピックについてご紹介します。
ガソリンの残量
クルマのメーターパネルにガソリンの残量を示すメーターが付いていることは、皆様ご存知でしょう。今回は、いつもガソリンは満タンにしていたほうが良いのか、それとも少ない状態で走行したほうが良いのかということに関してお話しします。
どちらもメリット、デメリットはありますが、実はどちらも大きな問題はありません。まず、満タンにしておけば安心ですが、ガソリン自体の重量で燃費が落ちることが想定されます。しかし、ガソリンがあまりに少ない状態だと、燃料ポンプというガソリンを吸い上げてエンジンに送る装置が熱を持って故障する可能性があります。ただし、給油ランプが点灯した時点で、ガソリンタンクにはまだ2ガロンほどのガソリンが残っており、しばらくは走行できます。
総論として、ガソリンは多すぎず、少なすぎず、ガソリンの給油ランプが点灯する前に給油するのがベストです。
クルマの人気色!?
日本では、クルマの外装色はパールホワイトかブラックが人気です。人気色を購入していれば、売るときに高く売れる可能性が高いです。もちろん車種によっても異なりますが、色だけの問題で5万円、10万円の金額差が生まれることもあります。
米国の中古車市場はどうでしょうか。一般的にはシルバーやグレーが人気とされていますが、地域や年齢層、人種によっても好みが分かれています。暖かい地域では、明るい赤、青、緑が人気です。若い人のほうが、淡い色が好きで、年配の人は濃い色が好みだったりします。シルバーに飽きた人はゴールドを好むという傾向もあります。これらの理由から、米国では特定の人気色というものがなく、さまざまな色が好まれていることが分かります。
もう1つの要因として、米国では日本と違い、新車購入は既に新車販売店に並んでいるものから選びます。例えばブラックが欲しい場合でも、店舗に在庫がなければ他の色を買うしかないのです。色を選ぶ機会が少ないのも、さまざまな色のクルマが流通している理由でしょう。
いずれにしても、米国ではクルマの色で大きく価値が変わることはありませんので、好きな色を選ぶことをおすすめします。ただし、趣味趣向の強い特別な車種は除きます。
大塚 洋一
2004年に(株)ガリバーインターナショナル入社。対企業向けのコンサルティング営業部スーパーバイザーを経て、06年に直営店舗事業部へ転属。日米で店長を経験し、15年2月より米国代表に(NY店店長兼務)。豊富な知識と丁寧な接客に定評あり。緊急時や時間外も対応で心強い。
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