【10日付ニューヨークポスト】ジョン・F・ケネディー国際空港(JFK)で水漏れが起きてから3日経った時点でも、多くの手荷物が放置されていることが分かった。
4番ターミナルの手荷物受取場付近で7日起きた水漏れは大雪の影響とみられているが、その際水浸しになった乗客の手荷物約5000個がターミナルの外に放置されたままだ。同ターミナルを使用しているデルタ航空は約3800個のスーツケースを持ち主に返還すべく、荷物を仕分けして乗客の元に配送する手続きに追われている。溶けかけの雪の上に放置されているスーツケースもあるとの指摘に対し同社は、「これらはトラックや飛行機に積む準備が整った荷物で、すぐに配送される」と説明している。また、「ニューヨークを襲った寒波と大雪の影響で多くの乗客の荷物が行方不明となったが、できるだけ早く対処する」との声明を発表し、専用ホットラインを設けた。
同社によると、普段の荷物紛失率は1000人につき約1.5人。手荷物紛失の影響を受けた乗客には補償金が支払われる。