【10日付amニューヨーク】マンハッタン区ハーレムのボーイズ・アンド・ガールズ・クラブに参加する子どもたちに2月公開の新作映画「ブランクパンサー」を見せてあげようとクラウドファンディングキャンペーンが5日開始され、5日間で3万ドル(約335万円)の寄付が集まっている。
このキャンペーンを企画したのは、クイーンズ区アストリアに住むフレデリック・ジョセフさん(28)。ジョセフさんは、「恵まれない子どもたちにこの映画を見せて、勇気づけたい。アフリカ系でもLGBTQの子でも劇中のキャラクターに自分を投影して、夢を追いかけるエネルギーにしてほしい」と話す。
1000人以上の子どもたちに教育関連のプログラムを提供する同クラブの代表、ドミニク・ジョーンズさんは、「自分と同じような人間が活躍するのを見せることは、子どもたちにポジティブなイメージを与えることになる。非常に素晴らしい」と歓迎した。
「ブラックパンサー」は、アフリカの架空の国ワカンダの王で、あらゆる脅威から世界を守るという黒人のスーパーヒーロー。チャドウィック・ボーズマン主演で映画化され、2月16日公開の予定。