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【10日付メトロニューヨーク】サイバーセキュリティーの問題が深刻化する中、これに対応できる専門家の数が不足していることを受け、ニューヨーク大学(NYU)はこのほど、同分野を専門に学ぶオンライン修士課程を新たに開設した。
サイバーセキュリティー関連の技能を修得した専門家は現在、全米で20万人不足しているとされ、2020年までには全世界で180万人に上るという。NYUのタンドン・スクール・オブ・エンジニアリングは、この人材不足を解消するため、オンラインで安価に受講できるサイバーセキュリティーの修士課程「ニューヨーク・サイバー・フェローズ」を、ニューヨーク市サイバーコマンド(NYC3)と共同で開設。NYC3は、ビル・デブラシオ市長が昨年7月、市をサイバー攻撃から守るために開始した取り組み。
受講生は実践トレーニングや開発のため、仮想研究室「NYC3サイバーレンジ」にアクセスすることができ、新種の脅威に対応するため、入学後は5年間無料で最新版の授業にアクセスできる。学習カリキュラムは、NYC3やゴールドマンサックス、IBMセキュリティー、モルガンスタンレーなどの助言を得て作成された。
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