マンハッタン区に混雑課金 全米初、自家用車は11ドル52セント

 【19日付amニューヨーク】ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事室の諮問機関、フィックスNYCが19日、マンハッタン区内の混雑している地域を走る自動車に混雑料金を課すことを提案した。
 同提案によると、同区の60丁目からバッテリーパークまでとイースト川からハドソン川までを混雑地域と指定。この地域に入る自家用車には11ドル52セント(約1280円)、トラックなどの事業用車には25ドル34セント(約2800円)、タクシーやウーバーなど配車サービスには2ドルから5ドル(約220から550円)を課金する。料金は時間により異なる。
 こうした混雑課金は、米国では初めての試み。これにより、道路の混雑緩和を図る。また年間10億から15億ドル(約1100億から1650億円)を徴収し、この資金を地下鉄などの公共交通機関の整備に充てる計画だ。
 同提案の実現には、州議会の可決が必要で、マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長時代に、同様の提案が2度否決されている。また可決後の実施には、スキャナーを使った課金徴収システムの設置など、インフラ整備に少なくとも2年は要するという。
 配車サービスの利用者や観光客、人口の増加が混雑の原因だとされている。

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