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【22日付ニューヨークタイムズ】ニューヨーク市で40年以上親しまれてきたビッグ・アップル・サーカスは23日、「グランマ」として人気のあった団員のピエロが、元団員に対してセクハラをしていたことを認め退団したと発表した。
同サーカス団でグランマ役を務めていたバリー・ルービンさん(65)は2004年、当時16歳だった空中ブランコの元パフォーマー、ゾーイ・ダンさん(29)にわいせつなポーズを強要し写真を撮影していた。ダンさんが19日、同サーカス団に訴え、同日、ルービンさんが辞職願を提出した。ルービンさんは23日、「訴えは真実だ。全ての責任を取る」と弁護士を通じて謝罪文を発表した。
ダンさんは12年、セクハラを同事務局に訴えたが、当時ルービンさんは同サーカス団に所属しておらず、「できることはない」と聞き入れられなかった。しかし、最近になりグランマがサーカス団に復帰したことを知り、同事務局にセクハラを訴えたという。
同サーカス団の会長を務めるニール・カーノビッツさんは、ダンさんの経験を「非常に痛ましいことと受け止めている」と話した。同サーカスは、マンハッタン区のリンカーンセンターでの3カ月の興行を終了したばかり。
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