【30日付ニューヨーク市発表】ニューヨークのビル・デブラシオ市長および市警察(NYPD)のジェームズ・オニール本部長、コーリー・ジョンソン市議会議長は30日、当初の計画より1年早い2018年末までに、現場職の警官全員にボディーカメラを装着させる計画を発表した。
今月26日時点で、2470人の警官がボディーカメラを装着。今月と来月は800台ずつ、3月以降は月に1000から2000台のペースで増やし、年末までには1万8000人の巡査および刑事職全員が巡回時に装着する。
導入資金は2018年度の予算案の中から590万ドル(約6億4200万円)、19年度から1200万ドル(約13億1000万円)、20年度から950万ドル(約10億円)を計上。ボディーカメラ購入の他、関連するITシステムの改良、リスク管理や法務関連部門の構築に使われる。
同市長は、「ボディーカメラの装着はこれまで、警察活動の透明性と警官らの責任感を高める役割を担ってきた。警官全員が装着することで、より平等で迅速な対応を目指し、警察と市民の信頼関係を強固にしたい」と述べた。
同本部長は「技術チームの努力と既に装着済みの警官からの有益なフィードバックのおかげで、早期の実現が可能になる」と述べた。