【29日付NBCニューヨーク】ニューヨーク市では冬季、アパートの家賃が夏のピーク時に比べて5%安くなるという。不動産関連サイト、レントホップ・ドットコムの調査報告が明らかにした。
同サイトは、全米10都市で2011年から17年のデータを基に家賃が安くなる期間と高くなる期間を分析。一般的に12月から3月までの期間が安く、5月から10月までの期間が高いことが分かった。市では、1ベッドルームを2月に借りると家賃の中央値は月額3000ドル(約33万円)だが、これが7月には3171ドル(約35万円)になり、5.4%の差が出る。2ベッドルームの場合、2月の中央値が月額3400ドル(約37万円)で、6月は3600ドル(約39万円)だった。
同サイトでは、「今アパートを探している人は運がいい。ニューヨークでは2月になると家賃が安くなる。家賃は5月初旬から上がり始め、6月から8月にピークを迎える」と説明。その理由を「市外からの大学生や新社会人が流入し、気温の上昇と共に引っ越しする人が増える夏に上がった家賃は、夏の終わりと共に下がり始め、真冬の2月に最低水準に達する」と分析している。