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【1日付ロイター】人種を理由に不当な扱いを受けたとして、大手証券会社、モルガン・スタンレー(本社:ニューヨーク市)を相手取り、元従業員の男性が1日、損害賠償と今後の差別禁止などを求めて提訴した。同社は訴えの内容を否定している。
訴えによると、元従業員のジョン・ロケッテさんは、黒人であるとの理由で当時の上司から「ジョニー」というあだ名で呼ばれ、仕事が「細かすぎる」と低い評価を受け、昇給せずボーナスも支給されなかった。2014年ごろから約2年間、同社に「不当な待遇を受けた」と申し出ていたが、16年8月に解雇された。さらに、元上司の1人から「黒人は生まれつき知能レベルが低いため、外交員試験のための特別プログラムに入れ」と指示されたという。
同社は2007年、黒人やヒスパニック系従業員に差別的待遇を訴えられ、1600万ドル(約17億6000万円)の支払いと体質改善に合意した。ロケッテさんは、「(同社は)この合意を守る意思がない」と主張。ロケッテさんの弁護士は「(黒人従業員への)サポートは手薄、批判は行き過ぎで、信頼も薄い」と述べている。
これに対して同社広報担当のクリスティー・ジョッキーさんはEメールで「体質改善はされており、差別はない」と反論している。
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