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【5日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】セントラルパークの6番街59丁目付近で4日正午過ぎごろ、観光用の馬車をひいていた馬が暴走し、乗っていた3人の女性が軽傷を負った。動物保護団体は観光用馬車の廃止を求める声を強めている。
ニューヨーク市警察(NYPD)によると、歩行者が馬に向かって傘を開いた瞬間、馬が驚き暴れ出したという。馬は前方に跳ね上がって制御不能となり、乗客を乗せたまま6番街を南に暴走。止まっていた乗用車3台に衝突し停止した。御者は停止時、馬車に乗っていなかった。その後、馬は獣医の診察を受けた。
セントラルパークを走る馬車の事故は、ここ数週間で2回発生している。観光用馬車の廃止を求める動物保護団体、NYCLASSのエディタ・バーンクラントさんは「市の馬車規制は時代遅れ。馬だけでなく、住民や観光客にとっても危険」と非難。バーンクラントさんは、「市は規制を強化すると約束しながら、実際はここ数年、規制が緩和されてきた」と怒りをあらわにした。
一方、馬車業界団体のクリスティーナ・ハンセンさんは「けがを負った方々の早期回復を祈る」としながらも、「事故が起こるたびにニュースになること自体、馬車が安全な証拠」と反論している。
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