作家でアートプロデュサーの伊藤操さんが書いた電子書籍・短編恋愛集「NY失恋MAP」が15日、米クリーク・アンド・リバー社から発売された。
抽選で本紙読者3人に同書をプレゼントする。希望者は、①氏名②年齢③電話番号④本紙の中でよく読む記事とあまり興味のない記事⑤この読者プレゼントを何で知ったかを明記の上、2月23日(金)までにinfo@dailysunny.com宛てに応募すること。当選者のみに通知する。
同作品は、伊藤さんが取材した日本人女性たちのニューヨークでの体験を基に書き下ろしたもので、実在する公園や美術館、お店、レストランなどが登場し、物語を読みながらニューヨークの街を散歩しているような楽しさを味わえる。登場人物は、「初恋」の19歳の智子から「最後の恋」の65歳の敦子の9人。職業も翻訳家、歌手、ライター、美容師、医師、ブティック経営などさまざまだ。
伊藤さんから読者へメッセージ
ニューヨークは「人種のサラダボウル」と言われています。サラダのように恋にもさまざまな味、色、形があります。どんな恋もそれぞれに美しく、おいしく、心と体の栄養になります。たとえそれが失恋であっても…。そんな失恋を経験した女性たちに取材して、この物語を書きました。「人種のサラダボウル」ニューヨークに恋をして、ニューヨークで愛する人に出会い、そして失った女性たち。それでも、けなげに生きている彼女たちにエールを贈る気持ちで書きました。この物語に出てくる場所は、彼女たちの思い出の場所であり、心の地図に永遠に刻まれた失恋マップなのです。ニューヨークの魅力的な場所を巡りながら、それぞれの「恋のサラダボウル」を味わってください。
伊藤操(いとうみさお) 明治大学文学部卒業。サン・デザイン研究所スタイリスト科卒業。1982年来米。85年から2000年まで繊研新聞社のニューヨーク通信員。01年に帰国。同年から06年まで日本版Harper’s BAZAARの編集長。現在はニューヨークのアートやビューティを日本に紹介するプロジェクトを手掛ける。アルガンオイルのスキンケア・食品ブランドのSULA NYCのアドバイザー。著書は「ティナの贈りもの」(TBSブリタニカ刊)、「私をみつけて」(インターナショナル・ラグジュアリー・メディア刊)、「ダナ・キャランを創った男、滝富夫」(扶桑社刊)、「あなたを待ちながら」(クリーク・アンド・リバー社刊)他。