【15日付ニューヨーク州発表】ニューヨーク州は15日、昨年州立公園を訪れた人が7150万人以上と過去最多を記録したと発表した。
アンドリュー・クオモ知事が就任した2011年以降、州立公園への訪問者は7年連続で伸び続け、就任当初と比べその数は約23%に当たる1360万人増加している。同知事は20年までに州立公園を再生させるプロジェクトに着手しており、これまでに700件以上の改修工事などを行った。昨年は新しいハイキングコースや広場を整備した他、ロングアイランドのハロック州立公園などを新たにオープンした。昨夏は天候に恵まれなかったにもかかわらず、年間訪問者数は前年の7060万人を超え、プロジェクトの成果が評価されている。
今年は7000万ドル(約75億円)を投入し進行中のナイアガラ州立公園の改修が完了する他、3500万ドルが計上されているヘンプステッド・レイク・パークの改修工事も始まる。また、多くの公園内にカフェやプール、資料館などの設備も建設する予定だ。
同知事は「訪問者が増えることで地域の経済も活性化する。州立公園の古いシステムを刷新し、より多くの人がニューヨークの自然に触れられる機会を作った」と話している。