【19日付amニューヨーク】フロリダ州のマージョリー・ストーンマン・ダクラス高校で17人が死亡した銃乱射事件を受け、全米各地の高校生や大学生がストライキを行う計画を立てており、その波はニューヨーク市にも及んでいる。
ソーシャルメディアを通して拡大中の教員と学生らによる全米規模の「17分ストライキ」は3月14日を予定。今月19日までにマンハッタン区のビーコン高校や同区のクーパーユニオンなど市内の6校もストライキに参加すると表明した。コロラド州コロンバイン高校で起きた銃乱射事件から19年目となる4月20日にも全米規模のストライキが計画されており、主宰団体は「銃のない安全な社会を求める若者の声を全米に届けよう」と呼び掛けている。
銃乱射事件が繰り返し起きる中、銃規制に腰を上げない連邦政府に対する不満が若者の間でも高まっている。ストライキに参加する若者の多くが選挙権のない18歳以下であるため、ダクラス高校の生徒らは3月24日、ワシントンDCで連邦議会に行動を呼び掛ける。
銃撃事件を受けてトランプ大統領は「ロシア疑惑捜査にうつつを抜かすFBIに責任がある」とツイート、全米ライフル協会(NRA)から支持を受ける同政権に対し、同校生徒らは激しく反発している。