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【15日付amニューヨーク】食糧支援団体フードバンク・フォー・ニューヨーク・シティは15日、連邦助成金が削減された場合、ニューヨーク市のスープキッチンや食糧配給所の維持が困難になる可能性があると警告した。
ホワイトハウスはこのほど、低所得者のための補助的栄養支援プログラム(フードスタンプ)への助成金を30%削減することを提案。市は連邦予算から年間約30億ドル(約3200億円)の支援を受けフードスタンプで貧困層向けの食料品を購入しているが、削減となると9億ドル(約965億円)相当が失われる。フードバンクの調査・広報担当のトリアダ・スタンパスさんによると、連邦助成金が削減されれば、必須栄養素を満たすのに必要な特定の食品を高齢者に提供するプログラムや栄養教育プログラムを廃止することになるという。スタンパスさんは、「市には住民の多くがフードスタンプに依存する地域もある。貧しい人に必要な制度を奪うことになる」と非難した。
市ではスープキッチンや食糧配給所の利用者が年々増加し、これに助成金削減が重なると影響は大きい。2013年11月に助成金が5.4%削減された際は在庫切れに陥り、いまだに不足は解消していない。
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