【20日付PIX11】ニュージャージーのフィル・マーフィー州知事(民主)は20日、州政府の新たな顔ぶれを発表、同州の歴史上初めて女性議員が過半数を占めることが分かった。
同知事は、州政を共に担うことになる教育担当、交通担当および公共政策担当のトップ全てに女性を登用した。同知事が率いる州政府は半分以上が女性閣僚で構成されることになる。
教育担当にはオバマ前大統領の下、ホワイトハウスでも教育担当を務めたザキヤ・スミス・エリスが選ばれ、交通担当にも、トランスジェンダーの軍人として同政権で働いたスー・フルトンが任命された。公共政策担当は元州財務局役員のディアドラ・ウェブスター・コブが務める。
同知事は「今回新たに加わった閣僚の女性たちは、皆ニュージャージーをより良くしていきたいという強い思いを持ち、全米の中でも多様性にあふれるわが州を代表するような人材だ」と期待を寄せた。また、新たな閣僚らと共に同州の政治を強化していくとの意気込みを語った。
同知事は投資銀行出身。民主党全国委員会の資金部長を2006年から09年まで、駐ドイツ大使を同年から13年まで務め、昨年11月の知事選で圧勝した。