【25日付ワシントンポスト】ニューヨーク市を訪れていたオーストラリア人観光客のはしか感染が確認されたことを受け、ニューヨーク州保健局は市民に注意を喚起している。
米疾病予防管理センター(CDC)によると、はしかは免疫を持たない者へ空気、飛沫、接触感染することで知られ、感染者に近づくだけで90%の割合で感染するとされる。鼻やのどの粘液に混ざったウイルスが咳やくしゃみによりに飛散し、最長2時間、空気中に生存し続ける。米国では子どもの約9割が予防接種を受けており、その有効性は90%以上。
CDCは23日、発熱、発疹、咳、伝染性結膜炎、鼻水などの症状が現れた同疾患への免疫を持たない者に、医療機関を受診するよう呼び掛けた。同患者の訪問先は次の通り。
16〜19日 マンハッタン区のラ・キンタ・イン(西71丁目)宿泊▼16~17日 メトロポリタン美術館訪問▼19日 パットナム郡パターソンのウォッチタワー・エデュケーショナル・センター訪問▼19〜20日 ブルックリン区のベスト・ウエスタン・ホテル(アトランティック街)宿泊▼20~21日 オレンジ郡ゴーシェンのコンフォート・イン&スイーツ宿泊▼21日 ゴーシェンのエクセル・アージェント・ケアおよび同郡ミドルタウンのオレンジ・リージョナル・メディカル・センター受診。