【26日付CNNマネー】ニューヨークタイムズがテレビ界への進出を計画していることが、同社が出した求人広告により26日までに明らかになった。
求人広告によると同社は、画期的捜査、現場からのレポート、テーマを絞ったインタビューなどを含むニュース番組の制作を開始する予定で、編集者兼エグゼクティブプロデューサーを募集している。編集長補佐のサム・ドルニックさんによると、同社はストリーミングサービスおよびプレミアムケーブルチャンネルと、配給計画の可能性について話し合いの場を持つ予定だといい、「タイトルのないこの番組が、タイムズの最も野心的なビジュアルジャーナリズムのショーケースとなることを望んでいる」と述べた。テレビ制作会社レフト/ライトも同プロジェクトに参加しており、既に数本の番組を試験的に制作している。
週に1回放送の同番組は約30分間を予定しているが、長さは内容によって異なる。また、記者がオフィスや現場で働く姿なども取り上げる。同社は昨年、ポッドキャスト界に進出し、平日の朝20分間のニュース番組「ザ・デイリー」を放映している。同社は新聞広告による収益が減少しており、テレビ番組が新たな収益源になることを期待している。