【2月26日付ニューヨーク市発表】太陽光エネルギーの導入拡大に向け、ビル・デブラシオ市長が推進するクリーンエネルギー推進計画がブルックリン区ブラウンズビルから実施されることが決まった。
市の取り組み「Solarize NYC」では、2030年までに25万世帯の電力を太陽光エネルギーで賄うことを目標とする。同市長就任当時と比べて太陽光エネルギーの発電量は5倍に増えており、現在は140メガワットの電力を供給するまでに成長している。
これまで再生可能エネルギーの供給が進んでいなかった地域にも導入を拡大すべく、この取り組みを先導する市立大学(CUNY)の研究グループおよび市長室らは、同地域で太陽光エネルギーを提供する企業にネヘミア・エコノミック・ディベロップメント社(NED)を選んだ。NEDと契約を結ぶ際、同地域の住民は太陽光パネルを割引価格で自宅に設置することができる。太陽光エネルギーを使えば従来の電力に比べ光熱費を10%から20%抑えることができるとされる。
同市長は「50年までに二酸化炭素排出量を80%削減するとの目標に向けて、よりニューヨークをクリーンな街にしていくために必要なステップだ」と抱負を語った。