【2月28日ニューヨーク市発表】マンハッタン区ローワーイーストサイドのコーリアーズ・フック・パークで2月28日、NYCフェリーの新しい波止場建設が始まった。2018年夏に就航を予定しているのは、ローワーイーストサイド線とサウンドビュー線。
同区にはコーリアーズ・フック・パークの他イースト・リバー・パーク(東90丁目)、ブロンクス区にはスタイブサント・コーブ・パークおよびクラソン・ポイント・パークの計4カ 所に波止場が建設される。2路線の就航により、ローワーイーストサイドとサウスブロンクス間の移動時間が既存の交通手段に比べ短縮される。
ローワーイーストサイド線はコーリアーズ・フック・パークから金融街/ピア11まで9分、ミッドタウンまで17分。年間100万人の利用者を見込み、特に同地域にある市営住宅の住民にとって日常的な交通手段となることが期待される。同地域は最寄駅が遠く、市内の交通未発達地域の1つ。サウンドビュー線は年間40万人の利用者を見込んでおり、マンハッタン区の東側にアクセスしやすくなる。
昨年5月から始まった他4線の利用者数が市の予想を上回るなど、NYCフェリーは市民の新たな交通手段として注目されている。