チーズケーキに毒盛りID盗んだ疑い

 【2月28日付CBSニューヨーク】身なりの似た知人を気絶させ所持品を盗んだとして、クイーンズ区地区検事局は2月28日、ブルックリン区のビクトリア・ナシロバ容疑者(42)を窃盗や第2級殺人の疑いで再逮捕し、発表した。
 同局によるとナシロバ容疑者は2016年8月、クイーンズ区フォレストヒルズのオルガ・ツイクさん(35)の自宅で、ツイクさんに毒を盛ったチーズケーキを食べさせて気絶させ、金の指輪や現金、パスポート、就労許可証などを盗んだ疑いがある。ツイクさんの周りには薬が撒き散らされ、自殺したかのように偽装していた。
 リチャード・ブラウン地方検察官は「(同容疑者とツイクさんの)髪の色や顔の造りが似ていたことが災いした」と説明した。
 ロシア出身の同容疑者は昨年、ブルックリン区で男性を気絶させ金品を盗んだ疑いでニューヨーク市警察(NYPD)に逮捕された。2014年にはロシアで知人女性を殺害した疑いで国際逮捕状が出ている。