未請求の休眠資金1億1200万ドル NY州が請求促進キャンペーン

 【1日付ABC7】ニューヨーク州議会議員らは1日、約20万人の州民が受けるべき1億1200万ドル(約118億円)以上の未請求の休眠資金を、州が預かっていると明らかにした。
 休眠資金とは、長期にわたり取引がない古い銀行口座の残高、現金化されていない小切手、電気、ガス、水道など公共料金のデポジット、株などの未請求資金で、正式な持ち主からの請求があるまで、州が保管するもの。州会計監査局は、ブロンクス区およびウエストチェスター郡マウントバーノンを含む第36上院議員選挙区に住む休眠資金未請求者19万9945人の身元を特定した。
 これらの資金の存在を有権者に教え、請求促進キャンペーンを率先するジャマール・ベイリー州上院議員(民主)によると、休眠資金の持ち主のほとんどは、州がこれらを保存していることについて知らないという。同議員は、「2人の娘を持つ父として、子育てや家族を養うためにこれらの資金がどれだけ役に立つかを理解している」と述べた。
 休眠資金を受け取る資格があるかどうかは、電話1-800-221-9311またはウェブサイトhttps://ouf.osc.state.ny.us/ouf/から確認することができる。休眠資金があることが分かれば、州会計監査局が請求の手続き方法について指導する。

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