【1日付NBCニューヨーク】ニューヨーク市近郊の空港は定時運航率が全米で最悪であることが分かった。
グローバル・ゲートウェー・アライアンスが1日発表した報告書によると、昨年ニューアークリバティー国際空港(EWR)は定時運航率が全米最悪、ラガーディア空港(LGA)とジョン・F・ケネディー国際空港(JFK)がこれに続いた。運輸当局の統計によるとEWRは定時出発率が67.74%、定時到着率が73.42%で、それぞれ全米最悪。市内の3空港で定時運航率が低下していたが、EWRでの4.49%減は全米でも最大の低下率だった。
到着遅れはJFKが全米最悪で、平均遅延時間は83.7分。フライトキャンセル率が3.23%と全米最多だったLGAは、出発の遅延時間が全米で2番目に長く平均79分だった。
一方、市近郊空港の利用客は6年連続で増加。空港を管理運営するニューヨークニュージャージー港湾公社(PA)によると、2017年に1億3200万人以上の旅客が市近郊の空港を利用し、旅客数が史上最多だった前年からさらに2.2%増加していた。昨年は5900万人以上がJFKを、また4300万人以上がEWRを利用し、それぞれ記録を更新した。