ニューヨーク市内の地下鉄運行状況をリアルタイムで知らせるウェブサイト、リアルMTAインフォ(www.realmta.info)がこのほど発表された。
市内地下鉄の慢性的な遅延は今や社会問題となっているが、利用者の利便性を少しでも高めるべく作られたのが同サイトだ。MTAが公表している各路線の最新の運行状況をMTAの地下鉄路線地図に反映。運行が停止していたり遅延していたりする路線は地図上から消える仕組みになっている。6日午後2時時点で、半分以上の路線が地図から消えていた。
同サイトを開発したウェブディベロッパーのエリック・マークフィールドさんは地元局NY1の取材に、「半分くらいは消えてしまう」と自嘲気味に話した。「ニューヨーカーが日常的に目にするMTAの路線地図を基に、現在の状況を分かりやすく伝えようと思った」とマークフィールドさん。このリアルタイム地図を利用することで、利用者が最新の情報をいち早く入手し、別のルートを確保するなど遅延などによる不利益を被るのを事前に防ぐことを目的としている。
マークフィールドさんは、同ウェブサイトと同じ機能を、スマートフォンのアプリでも展開していきたいとしている。