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【7日付ニューヨーク市発表】ニューヨークのビル・デブラシオ市長は7日、市長室メディアエンターテインメント事務局内に新設したナイトライフ事務局の上級事務局長に、元ナイトクラブ経営者のアリエル・パリツさんを任命した。パリツさんは「夜の市長」として活動する。
同事務局は、ラファエル・エスピナル市議会議員(民主)が提案し、2017年8月に可決。同年9月に市長が署名し法制化された、ビジネスおよび市民の利益となる安全で活気あるナイトライフを促進することを目的とする条例案により設立されたもの。市の機関と夜の娯楽産業、市の住民をつなぐ中心機関となる。
マンハッタン区ローワーイーストサイドの人気クラブ「スートラ」を10年間経営していたパリツさんは、第3地区理事会の理事を6年以上務め、過去3年間は市で夜の娯楽施設の経営を志す起業家らの手助けをしてきた。夜の娯楽産業は、市の経済全般の主要な要素であり、30万件以上の雇用を支え、数十億ドルの経済的利益を生み出している。ロンドンやパリ、ベルリン、アムステルダムなど世界30都市以上で同様の試みがなされ、騒音や苦情が減るなど良好な結果を出している。
同市長は、「夜の娯楽場は、多様な背景を持つ人が集まる貴重な場所。パリツさんはその半生をこの仕事に捧げてきた」と述べ、太鼓判を押した。
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