血液DNA鑑定で容疑者特定 ハーレム連続強盗は「涙」の入れ墨男

 【16日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】NYPDは16日、マンハッタン区ハーレムのアパートで2人の女性をナイフで脅し金品を奪った男の顔写真を公開し、一般からの捜査協力を求めた。現場から発見された血痕が鍵となり、容疑者特定に至った。
 NYPDによると、シャキーン・ジョーダン容疑者(45)は昨年10月1日午後6時50分ごろ、29歳の女性の後をつけ、西129丁目のアパートビルの3階で女性にナイフを突き付け、携帯電話と現金25ドルを奪って逃走。さらに翌日午後8時25分ごろには、帰宅途中の30歳の女性の後をつけ、西135丁目のアパートビルの4階で女性の首をつかみナイフで脅し、金品を要求した疑いがある。女性は抵抗したが、携帯電話とハンドバッグを奪われたという。
 NYPDは、1つのビルの階段で血痕を発見。DNA鑑定により同容疑者を割り出した。同容疑者の特徴は、両目下部に入った「涙」の入れ墨。丸刈りの黒人で身長5フィート5インチ(約168センチメートル)の中肉中背。ナード・ホッドネットという偽名を持っており、性的虐待や重窃盗の前科がある。NYPDはクライムストッパー(800-577-TIPS)を通して情報提供を呼び掛けている。

容疑者の顔写真。www.nypdnews.comより

容疑者の顔写真。www.nypdnews.comより