歩道脇空ける渋滞緩和策 NY市、2区で試験的に開始

【19日付NY1】路上駐車により発生する交通渋滞を緩和しようと、ニューヨーク市は19日、ブルックリン区とクイーンズ区の一部で歩道脇の駐車などを一時的に規制する計画「クリアカーブス」を6カ月間、試験的に始めると発表した。
同計画では、市内の商業地域で午前7時から10時と午後4時から7時の混雑時に、道路両側の歩道脇で荷物の集配や駐車を禁止する。まず、ブルックリン区フラットブッシュ街のティラリー通りからグランド・アーミー・プラザまでの区間で同日から、予定された荷物の集配や、バスやタクシーの乗り降り以外の駐車を禁止。クイーンズ区ルーズベルト街の90丁目からブロードウェー間でも21日から同様の規制を開始する。市警察(NYPD)の警官も配備し、規制遵守を促す。市は同計画に合わせて道路標識を変更、規制内容を表示する。
同計画は、デブラシオ市長が昨年10月に発表した市内の交通渋滞緩和策の一環。マンハッタン区ミッドタウンの6番街とマジソン街、45丁目と50丁目でも同計画を試験的に導入する予定だった。市は導入前後の道路の混雑状況や二重駐車、それらに関する苦情や規制遵守状況を調査し、今後の政策策定に反映すると説明している。