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【19日付NY1】ニュージャージー州のベンチャー企業がこのほど、「ニューヨーク市の水道水」の味を再現する浄水器を開発した。
ニューヨーク・ウォーター・メーカー社が開発した浄水器は、他地域の水道水を全米の中でも「おいしい」と言われる、市の水道水の分子構造に近づけることができ、世界展開を目指している。開発者のポール・エリーゴさんは「完成するのに9カ月かかったが、これでどこにいてもニューヨークの水を楽しむことができる」とアピールした。
浄水器の開発は飲食店経営者らも歓迎している。ベーグルやピザはニューヨーク名物として人気だが、別の場所で作ると味が変わり再現するのは困難とされる。その最大の原因は「水」と言われており、マンハッタン区チェルシーでピザ店を経営するエドガー・リベラさんは、「わざわざニューヨークから水を運んでいるシェフもいるくらいだ」と話す。同区ソーホーで50年間ピザ店を経営してきたジョン・ノタロさんは、「これで世界中どこにいてもニューヨークのピザが作れる」と期待を寄せている。
同社よると、現在のところ浄水器を一般販売する予定はないが、年間2800ドル(約30万円)で飲食店に貸し出すことは決定しているという。
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