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【19日付ニューヨークポスト】
「ドリトス」など、フリトレイ社製造のスナック菓子がニューヨーク市内の店頭から消えつつある。トラック運転手の離職が相次ぎ、配送が停滞しているからだ。
フリトレイ社は昨年から歩合制を廃止するなど、賃金を削減する方向で配送運転手の給与体系を変更。年収を最大33%、約3万ドル(約316万円)減らし、従業員数十人を解雇した。ブルックリン区の配送センターでは140人いた運転手のうち30人以上が辞めた。インターネット通販大手アマゾンに転職した運転手もいるという。
フリトレイ社の広報担当者は、「全米の販売担当社員の給与を調整するための試みだ」と説明。だが月収の大部分を歩合に頼っていた運転手にとって減給は痛手となり、大量離職につながった。全米でもトラックの運転手不足が深刻化しており、新規採用も難しい。一部地域では経営陣が配送に回っているというが、それでも追いつかない。
マンハッタン区パーク街のニューススタンドの経営者は「フリトレイの配送センターに電話したが、誰も出ない」と話す。過去3カ月、同社製品の配達が滞っているという。同区の別のデリの経営者は「仕事にならない」とあきれ返った。
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