初のコーディング・ブート・キャンプ コロンビア大、IT業界の急成長受け

 【27日付メトロニューヨーク】コロンビア大学は今夏、コーディングを集中的に教えるコーディング・ブート・キャンプを初めて開催、27日から受講希望者の申し込み受け付けを開始した。
6月5日から始まるブートキャンプは、同大学工学部と教育系ベンチャーのトリロジー・エデュケーション・サービス社が共同で開催。社会人やIT技術の専門家を目指す人を対象に、HTML5、 CSS3、 JavaScript、 MySQLなどのウェブ開発からコーディングの基礎、アルゴリズム、データ構築などをカリキュラムに組み込んでいる。コースは24週間、受講料は約1万3000ドル(約138万円)。終了後は同学部の認定資格が得られ、習得した知識を生かした仕事への就職サポートなどが受けられる。
 同大学のスレイマン・カチャーニ教育監督総長は、「IT産業は2026年までに15%の成長を遂げると予想されている。今後、社会人として働くにはITの知識が必須となってくる」と話した。
 同大学と同社は他にもサイバーセキュリティーやデータ分析、UI(ユーザーインターフェイス)およびUX(ユーザーエクスペリエンス)のブートキャンプも計画している。

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