女性議員、悪質集合住宅から収入 年間最大9万5000ドル

 【2日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】全米で最も裕福とされる連邦議員の1人、キャロリン・マロニー下院議員(民主、ニューヨーク州第12区選出)が、家賃滞納者を強制退去させていた悪質な住宅運営業者、リンクホーン・プレイス・アソシエイツ(LPA)から収入を得ていたことがこのほど明らかになった。
 バージニア州バージニアビーチの賃貸集合住宅2棟を所有・運営する合資会社LPAは2013年以降、家賃を滞納した20世帯以上を立ち退かせている。同議員の最新の資産明細によると同年、LPAの株式4.8%を相続し、16年までに同集合住宅から年間最大9万5000ドル(約1000万円)の収入を得ていた。同議員はまた、LPAに土地を貸している不動産会社バードネック・カントリー・クラブ・アパートメンツ社の株式を最大500万ドル(約5億3000万円)相当保有しており、07年から16年の間に、年間4万ドルから11万5000ドル(約424万円から1220万円)の収入も得ていたという。
 立ち退きを迫られた賃借人らは、同議員が株主であることは知らなかったという。 
 同議員は6月の民主党予備選でインド系移民の起業家、スラジ・パテルさんと戦うことになる。

同議員のフェイスブックより

同議員のフェイスブックより