68%はリサイクル品と食品廃棄物 NY市の家庭ごみ調査発表

 【4日付amニューヨーク】ニューヨーク市公衆衛生局が発表した最新の研究によると、2017年に出された市内の家庭ごみの68%はリサイクル可能または食品廃棄物として回収できるものだったことが分かった。
 捨てられた品目とリサイクルされた品目について調査した「ニューヨーク市住宅・学校・市営住宅廃棄物特性解析」によると、市では現在、約52%の紙、約45%の金属、ガラス、プラスチックがリサイクルされている。17年は平均的な家庭で174ポンド(約79キログラム)の紙および段ボール、144ポンド(約65キログラム)の金属、ガラス、プラスチックがリサイクルされていた。
 同局によると、市内の家庭ごみの量は年々減っており、17年の各家庭のごみの平均量は1990ポンド(約903キログラム)で、05年の2280ポンドや13年の2000ポンドと比べ減少。インターネット通販利用者の増加に関連し、段ボールごみも増え、そのリサイクル率は過去最高の79%だった。
 市の食品廃棄物回収プログラムは現在、約330万世帯が利用しており、今年末までに市全体に拡大される予定。一般家庭では、毎年約650ポンドの食品廃棄物が一般ごみとして捨てられているという。

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