ホームレスの少女らで構成する全米初のガールスカウト、グレーターニューヨーク市連盟第6000団は９日から、団の活動資金を集めようとクッキーを販売している。同団は昨年３月、同連盟が市ホームレス支援局と共同で設立。全団員がロングアイランドのシェルターで暮らしている。
同連盟は1917年からクッキー販売事業を行っているが、同団が行うのは今回が初めて。マンハッタン区ユニオンスクエア駅のケロッグストア店内に特設コーナーを設け、団員が１箱４ドルで８種類のクッキーを販売。10日終了時点で2700箱売れたという。11日夕も多数の人が訪れ、約100人が並んだ。４箱購入した女性は「絶対応援しなきゃと思った。少しでも彼女たちの力になれれば」と話した。
特設コーナーでクッキーを売る団員ら。13日（金）午後４時から６時、14日（土）午前９時から午後１時にも同じ場所で販売する。最終販売目標は6000箱＝11日午後撮影（photo: Yuriko Anzai / 本紙）
