飼い犬虐待し寄付金募った疑い クラウドファンディングで1万4000ドル

 【10日付ニューヨークポスト】飼い犬を虐待しけがを負わせ、「ひき逃げに遭った」とうそをついて寄付金を募り現金約1万4000ドル(約150万円)をだまし取ったとして、ニュージャージー州バーリントン郡のメッドフォード警察は3月末、同郡在住のレイド・エルホ容疑者(24)を動物虐待や詐欺による窃盗の疑いで逮捕し、発表した。
 同警察によると、同容疑者は昨年12月ごろ、生後14週間のジャーマンシェパードに暴力を振るい、複数カ所骨折させるなど重傷を負わせたとされる。クラウド・ファンディング・サイト「ゴー・ファンド・ミー」で「ひき逃げに遭い、手術が必要」とうその文言を掲載し、28日間で約700人から寄付金総額1万4065ドルをだまし取った疑いがある。
 今年1月、同警察が速度違反をしたとして同容疑者に職務質問した際、車内に負傷した犬を発見。後日、同容疑者が昨年12月ごろから飼い犬を虐待しているとの情報提供を受けた。犬は2月に死んだが、同警察は動物虐待容疑などで捜査を進めていた。同サイトは「サイトが悪用された」として寄付金は寄付をした人に全額返金するとしている。