【16日付カーブドNY】ブルックリン区フォートグリーンの不動産販売価格中央値の昨年比上昇率が、ニューヨーク市内で最も高かったことが分かった。不動産関連サイト、プロパティーシャークが16日、市内の高級地域50カ所の最新リストで明らかにした。
同リストは不動産販売価格の中央値に基づいてランク付けし、四半期ごとに更新される。上位10地域のうち9カ所がマンハッタン区内だったが、5位はブルックリン区ダンボの約190万ドル(約2億円)。同区の不動産販売価格は近年上昇が著しい。フォートグリーンは前年比131%値上がりし、上昇率は市内最高。グリーンポイント、キャロルガーデンズ、パークスロープでも価格が上がっている。
前四半期に続き、1位はマンハッタン区トライベッカ。大型の高額不動産物件がなかったため前年比30%価格が下落した。それでも販売価格の中央値は350万ドル(約3億7570万円)を超え、2位の同区ソーホーの約320万ドルをしのいだ。以下ウエストビレッジ、ハドソンスクエアと続いた。
クイーンズ区は中央値が100万ドルを超えた地域はなかったが、7カ所がリスト入り。同区内ではロッカウェーのベルハーバーが最高位で、中央値は99万5000ドルだった。