【17日付CBSニューヨーク】オンラインショッピングの人気が高まる中、離れた客を店舗に呼び戻そうと、百貨店サックス・フィフス・アベニューが今月中にタトゥーパーラーを設置する。
同パーラーが設置されるのは、マンハッタン区ローワーマンハッタンにある複合施設、ブルックフィールドプレイス内の店舗。彫りは店舗のショーウィンドーで、実演形式により行われ、同区ローワーイーストサイドにあるタトゥー店、リビントンタトゥーから招かれた彫り師たちによって施される。既に同百貨店が展開しているヘアサロン事業と共に、「ショッパーテインメント」と呼ばれ、マーケティングの専門家は「サックスだけでなく、店舗でしか経験できないサービスを提供しようという試みは多くの百貨店に広がっている」と話す。
同百貨店のヘアサロンでは、スタイリストが使用したヘアケア用品などをその場で購入できるため、通常の買い物のようにレジを通ることなく買い物ができる利便性が売りとなっている。しかし、「タトゥーはやはり専門店で彫りたい」という声や「施術を受ける場所の雰囲気なども大事」という意見も聞かれており、同百貨店での新たな試みに注目が集まる。