マンハッタン区のセントラルパーク内、72丁目以南の道路が６月27日からカーフリー（車両通行禁止）になる。72丁目以北は既にカーフリーとなっているため、これで公園内は全てカーフリーに。ニューヨークのビル・デブラシオ市長は20日、セントラルパークで記者発表を行い、「この公園は自動車のために作られたものではない。人間のために作られたものだ」と高らかに宣言。市運輸局のポリー・トロッテンバーグ局長は「代わりになる道路はいくつもある」と、カーフリーで起こる混乱は少ないとの見方を示した。イーストサイドとウエストサイドをつなぐ65、79、86、97丁目の公園下横断道路の車両通行は継続する。また、市公園局と警察、緊急用の車両は公園内への進入は許可される。
現在は歩行者、自転車、自動車が通れるセントラルパーク。昨年の入場者数は約4200万人。市内ではブルックリン区のプロスペクトパークが昨年、全面カーフリーとなっている＝23日午後撮影 （photo: Asami Kato / 本紙）
