NY公立校ロックダウン24%上昇 FL高校乱射事件影響か

 ニューヨーク市内の公立学校でロックダウン(犯人から身を隠し、沈黙を守る)と、シェルター・イン・プレース(施錠した校内にとどまり、授業を受ける)が、フロリダ州パークランド市のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で起きた銃乱射事件以降、急増していることが分かった。2月14日の事件当日から4月上旬の春休みまでの間に市内の公立学校で発生したロックダウンとシェルター・イン・プレースは62件で、昨年同時期の50件から24%増加していた。25日付ニューヨーク・デイリー・ニュースが伝えた。同事件以降、市内の学校では匿名の銃撃予告などに対して敏感に対応しているが、市警察は当局が把握する学校内や周辺からの「脅威」は昨年と比べて増加していないとしている。

3月14日、教室から出てダグラス高校銃乱射事件の犠牲者を追悼するニューヨーク・ハーバー・ スクール・オブ・ガバナーズ・アイランドの生徒ら。同校では事件以降、ロックダウンが1回、シェルター・ イン・プレースが1回あった。いずれも匿名の銃撃予告が原因だという。写真は同校のツイッターより

3月14日、教室から出てダグラス高校銃乱射事件の犠牲者を追悼するニューヨーク・ハーバー・
スクール・オブ・ガバナーズ・アイランドの生徒ら。同校では事件以降、ロックダウンが1回、シェルター・
イン・プレースが1回あった。いずれも匿名の銃撃予告が原因だという。写真は同校のツイッターより