ベビーシッターに23年から終身刑 17カ月の男児殺害事件で

 【24日付ABC7】ニューヨーク州高位裁判所スタテン島支部のウェイン・オジー判事は24日、17カ月の男児を虐待し死亡させたとして第一級殺人罪に問われていた元ベビーシッターのグロリア・フィールズ被告(32)に、懲役23年から終身刑の実刑判決を言い渡した。
 判決によると、同被告は2016年2月、同島パークヒルのスチューベン通りにあるアパートの1室で、交際相手の男と共謀し、ベビーシッターとして面倒を見ていたアンソニー・デルガドちゃんを約48時間にわたって殴る、揺さぶるなどし暴行を加えた他、アンソニーちゃんを固いものに向けて投げつけたり、ベビーカーに固定したまま床に叩きつけたりするなどして頭部に損傷を負わせ、死亡させた。
 帰宅した祖母が心停止したアンソニーちゃんをスタテン島大学病院へ搬送したが、同院で死亡が確認された。検視官によると、死因は頭部外傷によるものだったという。
 同被告はアンソニーちゃんと同じアパートに住んでおり、アンソニーちゃんの母親が同被告にベビーシッターを頼んでいた。それ以前にも6回以上、ベビーシッターをしていたという。
 同被告は裁判で罪を認めていた。同被告には9回、男には25回の逮捕歴があったという。

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