子ども向け科学の体験イベントの様子をグラフで紹介。
元気なちびっ子がいっぱい集まったよ!
米国日本人医師会(JMSA)は22日、ニューヨーク日系人会で、ライフ・サイエンス・フォーラム・キッズ(実行委員長: 樋口聖)を開催、午前と午後の2回合わせて60人の子どもとその保護者が参加した。ニューヨーク日系人会サクラ・ヘルス・フェアの一環。子どもたちに科学の面白さを知ってもらいたいと3年前から始まったもので、JMSAが4年前から開催し、280人が参加した7日のライフ・サイエンス・フォーラムに続いて、その「キッズ版」として行われた。
子どもたちはまず、ブースの説明が書かれたパンフレットをゲット。この日用意されたブースは、「光の三原色とエネルギー」「内視鏡手術の擬似模型体験」「超音波体験」「聴診器で心音を聴く」「静電気の力」「顕微鏡をのぞいてみよう」「色の構成」の7つ。各ブースを回って実験や体験をし、スタンプが7個集まったら「上がり」。ご褒美にミニトロフィーとお菓子が入ったお楽しみ袋が配られた。
プリキンダーに通う男児の父親だという砂川真樹さんは、「日本ではこのような催しは少ない。子どもたちが科学の面白さに触れられる、とてもいい企画だと思う」と話した。本紙の告知記事を読んで同フォーラムのことを知り、小学2年生の息子と一緒に来たという植田千里さんは「現地校では自然観察の授業はあっても科学実験はほとんどないので、貴重な機会」と喜んでいた。小学1年生の佐々木ウィルマ、リラリーさん姉妹=写真右下=は2年連続で参加。「面白かった?」と問いかけると、少し恥ずかしそうに頷いた。(取材・写真 / 本紙)