コーエン弁護士、黙秘権行使を宣言 ポルノ女優の秘密保持契約無効裁判で

 【25日付ワシントンポスト】長年にわたりトランプ大統領の個人弁護士を務めるマイケル・コーエン弁護士は25日、ポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんが起こした裁判で、自分に不利になる証言を避けるために米憲法修正第5条に基づく黙秘権を行使する意向であることを、マンハッタン区の連邦地方裁判所の判事に伝えた。
 大統領と過去に性的関係を持ったと主張しているダニエルズさんは、2016年の大統領選の数日前に、13万ドル(約1421万円)の口止め料と引き換えに署名させられたという秘密保持契約の無効を求めている。同弁護士は、ダニエルズさんに支払った13万ドルを、持ち家を担保に借りた自分の金だと主張している。先月起きた同訴訟では、当初、大統領に加え同弁護士が金銭の支払いのために設立した会社エッセンシャルコンサルタンツを被告としていたが、後に同弁護士の名前も被告に追加された。