JFK空港で新たな大雪対策 PAが改善措置を発表

 ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)は4月30日、大雪が降った際のジョン・F・ケネディー国際空港(JFK)の新たな対策を発表した。これは、1月初旬の大雪「グレイソン」に対応するため定められた一時的措置に、10項目を補足または書き換えたもの。内容は次の通り。
 ①悪天候が予想される場合「ストーム窓口」を設け、空港のゼネラルマネジャーは、各航空会社に到着便のキャンセルを勧告する②1月に設立され現在は24時間体制となった緊急オペレーションセンターへの、航空会社、ターミナル運営会社、地上業務請負業者の参加要求を強化する③航空会社、ターミナル運営会社、地上業務請負業者に、緊急事態に対処するため装置や職員、ゲートの共有を義務付ける④全ての航空会社に手荷物サービスオフィスの開設を義務付ける。オフィスを設ける場所がない航空会社のために、ターミナル運営会社は複数の航空会社が利用できる共同オフィスを提供する⑤ターミナル運営会社および地上業務請負業者は、除雪装置に給油がされ準備できているか、また対応要員の数が十分かを空港のゼネラルマネジャーに保証する⑥高速除雪装置の導入と操縦者の厳格な訓練を義務付ける、など。

1月7日、大雪が降った市内の様子(photo: Michael Appleton/ Mayoral Photography Office)

1月7日、大雪が降った市内の様子(photo: Michael Appleton/ Mayoral Photography Office)