フリーマンさん孫の交際相手に有罪 ワシントンハイツ歩道で25回刺し殺害

 【7日付ニューヨークポスト】マンハッタン区のニューヨーク州高位裁判所は7日、俳優モーガン・フリーマンさんの義理の孫で女優のエデナ・ハインズさん=当時(33)=を刺殺したとして殺人罪で起訴されていたラマー・ダベンポート被告(33)に、有罪判決を下した。
 判決によると、同被告は2015年8月、同区ワシントンハイツの歩道で交際相手のハインズさんの胸部をナイフで25回刺し殺害。同被告の弁護士は、麻酔薬フェンサイクリジンの影響下による心神喪失を訴えていたが認められず、過失致死罪への軽減を求めていた。
 ハインズさんはフリーマンさんの最初の妻ディーナ・アデアさんの孫で、フリーマンさんの2番目の妻マーナ・コリー=リーさんに育てられた。3週間にわたる裁判では、事件を目撃した複数の証人が証言台に立ち、孫と疎遠になっていたというアデアさんも、事件が起きる数日前に孫と再会していたことを涙ながらに話した。
 ハインズさんとフリーマンさんが男女関係にあることがかねてからうわさされ、2人はこれを否定していたが、同被告が「ハインズさんからフリーマンさんとの不適切な関係を打ち明けられた」と証言したことで疑惑は深まっていた。量刑言い渡しは5月29日。

エブリ0509